10位タイと好スタートを切った宮里藍（Scott Halleran/GettyImages）

先週の試合で予選落ちをした宮里藍は、土・日と本来ならば試合に出ている2日間を完全なる休養に当てた。「まったくクラブを持ちませんでした」という宮里、今週は月曜日に会場入りしたが、天候が良くなかったこともあり、ドライバー、サンドウェッジ、パターの3本だけを握り締め、9ホールの練習ラウンドを行った。

そして迎えた「サイベースクラシック」初日。5バーディ、2ボギーの3アンダーをマークし、首位のアニカ・ソレンスタムとは2打差の10位タイと好スタートを切った。「凄く良いリズムでラウンドできました。先週の予選落ちで、体を休めることができたので良かったです。

＜＜　下に続く　＞＞

2番、11番はショットが完璧でピンそば50センチにつけるショットでバーディ。5番、13番、最終18番では5メートル前後のバーディパットを決めた。2つのボギーはともに3パットだったが、「このコースのグリーンは読みづらい。我慢を心がけてラウンドすることができた」と満足そう。

また、尊敬するアニカが、今季限りでツアーを退く発言を受けて「とても残念だし寂しい。ゴルフに限界を作らないとい考えを教えてくれたのは彼女だし・・・。でも、彼女の人生ですから」と寂しげな表情を見せたが、「完全に引退とは聞いていないので、復帰することもあると思います」。そして、アニカがツアーにいなくても、いつまでも彼女の背中を追いかけていくと言う。