宮里藍は今週、アニカ・ソレンスタムがホスト役を務める新規トーナメント、米国女子ツアー第12戦「ギントリビュート」に参戦する。この日30日（水）はプロアマ戦が行われ、暑さと湿度の高さにどの選手たちも疲労困ぱい気味。直近の3試合連続でトップ10に入り、好調を維持し続ける宮里だが、今週は体調管理との戦いも強いられそうだ。

新規トーナメントということで、宮里にとって会場のサウスカロライナ州「リバータウンカントリークラブ」は未体験のコース。「全英オープン」を彷彿とさせるリンクススタイルで、距離が長くグリーンも大きい。「風が吹き抜けるリンクスなので、我慢を強いられると思います。高い集中力が必要ですね」と警戒しながらも、「でも、嫌いなコースではありません」と話す宮里。「タフなコースであればあるほど、攻略したいという気持ちが沸いてきますしね」と、今の好調ぶりを示すような、なんとも頼もしい言葉が返ってきた。

「来週もタフなコースですし、来週に向けていい心構えになると思います」と、宮里の目は、早くも次週開催されるメジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」に向けられている。今の自信に満ち溢れた状態でメジャーの舞台に上がるためにも、今週の結果は大きな意味を持つことになるだろう。今日のラウンドを見る限り、ショットもパットも大きな変化は見受けられない。宮里への期待は、日に日に高まるばかりだ。